酸化染毛剤の成分について
カラーの中で最も使用されている染毛剤で
1剤と2剤に分かれているタイプのものです。
1剤には染料、PH調整剤、クリーム基剤、
コンディショニング剤、安定剤、香料、防腐剤、溶剤
が入っています。
- 染料
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、
ピクラミン酸、メタアミノフェノール、レゾルシンなどがあり
- ph調整剤
アンモニア水、モノエタノールアミンなどの
アルカリ性のものが主ですが中性や弱酸性の物もあります。
- クリーム基剤
セタノールなどの油脂類およびポリオキシエチレン
セチルエーテルなどの界面活性剤などがあり薬剤をクリーム状にしています。
- コンディショニング剤
アルカリ剤から毛髪の損傷をやわらげる
ための油分やケラチンPPT、シリコン誘導体などが配合されています。
- 安定剤
L-システイン、亜硫酸塩などの酸化防止剤や
エデト酸ナトリウムなどの金属イオン封鎖剤があります。
- 香料
ph調整剤のアンモニアの臭いを消すために配合していますが
各メーカーによってさまざまなものが使われています。
- 防腐剤
メチルパラベン、エチルパラベンなどがあります。
- 溶剤
精製水などが使用されています。
2剤には酸化剤、PH調整剤、乳化基剤、
安定剤、防腐剤、溶剤が入っています。
- 酸化剤
過酸化水素(H2O2)
濃度は日本の場合6%以下と定められています。
- ph調整剤
一般的にリン酸が使われます。過酸化水素を安定させ
分解を防ぐために使われます。phは2〜3程度です。
- 乳化基剤
セタノールなどの油脂類とセチル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤を
組み合わせ、薬剤を粘度をもたせます。
- 安定剤
ph調整剤と同じような働きがあり
エデト酸ナトリウムなどの金属イオン封鎖剤で安定させます。
- 防腐剤
メチルパラベン、エチルパラベンなどがあります。
- 溶剤
精製水などが使用されます。
毛染めの原理
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