髪の毛の構造
毛乳頭部分で分裂、増殖した細胞は
押し上げられて毛幹(毛髪)になるのですが
細胞はケラチンという蛋白質になり
毛髪になるのです。
毛髪になった蛋白質は人間の皮膚でいうと垢に
あたります。つまり死滅した細胞の集まりなのです。
毛幹部は3つの層に分かれていて、外側から
毛表皮(キューティクル)・毛皮質(コルテックス)・毛髄質(メデュラ)
といわれています。
キューティクルは全体の約15%を占め
うろこ状に毛髪を覆い無色透明で、通常5〜7層に重なっていて
キューティクル間の隙間はほとんどありません。
毛髪の大部分を占めるコルテックスは、
フィブリルというケラチンの繊維状のものと、
マトリックス(間充物質)という不定形のケラチン、
アミノ酸、P.P.T、核酸、ミネラルなどで
成り立っていて、フィブリルとマトリックスの
占める割合はほぼ半々で、のり巻きで言うごはんの部分にあたります。
このコルテックスは髪の毛のパーマやカラーなどの
科学的作用を吸収し反応します。つまりコルテックスが無いと
パーマやカラーがうまくいかないのです。